初めてのウクレレ選び どんなウクレレを買えばよいのかについて経験者が解説!
これからウクレレをはじめよう…なんて場合に、まず必要になるのがウクレレ。
ウクレレって他の楽器に比べると比較的安い価格から売られているため、初心者でも気軽に買いやすいのですが、種類があり過ぎてどのウクレレを選べばよいかがわからない…なんて人は少なくないと思います。
安すぎるものは良くないと聞くし、かといって最初から高いモデルに手を出すのは気がひけますよね。
今回は、初心者におすすめのウクレレをご紹介するとともに、ウクレレの選び方についても解説したいと思います。
短期間でウクレレが弾けるようになりたい、という初心者におすすめのウクレレ講座です
初心者におすすめのウクレレは?
初心者にとって使いやすく、かつそれなりのクオリティを持ちながらも手ごろで買いやすいウクレレをご紹介します。
以下は一般的にもおすすめされやすいモデルであり、いずれかを選んでおけばまず間違いないでしょう。
Famous FS-5G
国産のウクレレメーカーとしては定番、かつ慣れた人にも初心者にも人気が高いFamous(フェイマス)。
そのFamousが販売するFS-5Gは品質はもちろん、そのウクレレらしいデザインや音の良さから、初心者にお勧めされることが多いソプラノウクレレです。
ボディには合板ではあるものの、ウクレレらしいサウンドが得られやすいハワイアンコアが使用されています。
また、ウクレレをある程度長くやっている人にも使いやすい15フレット仕様であるなど、幅広く利用しやすいところもこのウクレレのメリット。
同メーカーが販売する「FS-1G」のほうが価格が安いという点で初めての方には買いやすいと思いますが(一つ下で紹介)、このFS-5のほうが確実に音はよいですし使いやすいです。
もし予算に余裕があるのなら、こちらを選ばれることをおすすめします。
Famous FS-1G
FS-1Gは、ひとつ上でご紹介しているFamous(フェイマス)が販売するソプラノウクレレ。
本格的な仕様で良い音を持ちながらも、その割にお値段がお手頃であるため、特に初心者向けのウクレレに選ばれることが多いモデルです。
ボディの素材にはマホガニー材の合板を使用。
ウクレレらしさを感じさせる音色ながらも、ハワイアンコアを使用したFS-5Gに比べるとやや音に渋みがあり、
どのような曲にも合わせやすいサウンドを奏でることができます。
どちらかというとFS-5Gのほうがウクレレらしい音色ですが、弾く曲によってはFS-1Gのほうが好みだという人もいます。
FS-5Gに比べると価格が安いため、予算に余裕がない人はこのモデルを選ぶとよいでしょう。
初心者向けのウクレレ選びで押さえておきたいポイント
初心者に向くウクレレの選び方について、
簡単ではありますが解説いたします。
上でご紹介している以外のウクレレが欲しい…と思った場合に、参考にしてみてください。
自分にあったサイズのウクレレを選ぶ
ウクレレはボディサイズによって、ソプラノ・コンサート・テナー・バリトンといった具合にいくつかの種類に分類されています。
ソプラノが一番小さいモデルで、コンサート、テナー、バリトンの順にサイズが大きくなります。加えて、ボディサイズによって音色は大きく変わります。
ウクレレというと、多分一番小さいソプラノウクレレが一般的には主流のイメージだと思います。
だからなのか、初心者が楽器店などでウクレレ買う場合におすすめをたずねると、ソプラノサイズのウクレレを持ってこられることが多いです。
ソプラノが初心者におすすめされるのはイメージ的なものだけではなく、サイズが小さいために初心者にも弾きやすいという理由も大きいでしょう。
弦の幅が狭いために手が小さい女性でも弾きやすいですし、力がなくても抱えやすいというメリットもあります。
ただ、体格の大きい男性にはかえって使いづらい場合があります。
あえてソプラノウクレレが欲しいというのなら選んでもよいと思いますが、弾きやすさを優先させるのなら、男性には以下のようなもう一回りサイズが大きいコンサートウクレレが使いやすいです。
人気や流行だけで考えず、自分にあったサイズのウクレレを選ぶようにしましょう。
ギアペグ式が使いやすい
ウクレレをはじめとする弦楽器は、ペグと呼ばれる部分でチューニングを行います。
ウクレレにはストレートペグと呼ばれるタイプと、
ギアペグと呼ばれるタイプのペグを持ったモデルがありますが、初心者にはギアペグ式のウクレレがおすすめです。
ギアペグ
ストレートペグ
どちらにもメリット・デメリットは存在しますが、
どちらかというとギアペグのほうが細かく音を調整しやすく、また弦が緩みにくいために
チューニングが安定しやすくメンテナンスが楽だという傾向があります。
ウクレレに慣れた方だと、ストレートペグのほうが使いやすいという声もありますが、
慣れていない初心者にはギアペグ搭載のウクレレが向いているでしょう
ちなみに、先でご紹介したFamous FS-5Gと FS-1Gですが、これらはギアペグタイプのソプラノウクレレです。
Famousにはそれらのモデルとは別に、FS-5とFS-1という似た名前のモデルが存在しますが、そちらはストレートペグタイプ。
価格はストレートペグタイプのほうが若干安いのですが、それほど価格差があるわけではないので、
初心者はギアペグタイプを選択されることをおすすめします。
奏法によっては向かないウクレレがある
前の項で、ウクレレには4つのサイズが存在すると述べました。
その中でも初心者にお勧めされることが多いのは、サイズが小さいソプラノウクレレですが、
演奏方法によってはソプラノウクレレだとやりにくい場合があります。
初心者だと、まずは曲の「伴奏」としてウクレレを弾く練習を行うことが多いと思います。
曲に合わせて、ジャンジャンジャーン…って演奏していく感じの弾き方です。
この弾き方であれば、ソプラノウクレレでも十分です。
ただ中には、ウクレレソロを弾けるようになりたいとお考えの方もおられると思います。
ウクレレソロとは、伴奏とメロディーとを同時に弾いていく演奏方法で、単なる伴奏だけを弾くよりも
難易度ははるかに高いのですが、とにかく格好いいです。
なので演奏できるようになりたいと、日々練習に励んでいる方は少なくないと思います。
ウクレレソロを弾くために、ウクレレをはじめたという人もいるでしょう。
そんな方が注意しなくてはならないのが、どのようなウクレレを使うのかということ。
実はソプラノウクレレって、ウクレレソロの演奏にはあまり向いていないのですよね。
もちろん弾けないわけではありませんが、ソプラノウクレレは高フレット間が狭いため、
高フレットを多用することが多いソロはとても弾きにくいんです。
プロのウクレレ奏者の中には、ソプラノウクレレでウクレレソロを弾いている人もいますが、
あれってかなりすごいことなんです。
一般人や初心者には難しいことなので、
もしウクレレソロを練習したいと考えているのなら、少しボディが大きいコンサートサイズくらいを選んでおくのが適当かなと思います。(これは人によりますが)
あとできれば、14フレット以上のモデルを選ぶのがおすすめです。
補足として、全くのウクレレ初心者が難しいウクレレソロをマスターするのには、それなりに時間がかかると思います。
なので初めからソロ目的でウクレレを選ぶのではなく、ある程度上達してから、改めてウクレレソロ向きのウクレレを購入する…なんてのも悪くないのではないでしょうか?
その頃にはある程度ウクレレについて詳しくなっているでしょうから、より適切なモデルを選べるはずです。
激安ウクレレはNG…ではないけど安物買いの銭失いになるかも
ウクレレって製品によって価格差がかなり大きいです。
下を見ると5千円を切るものもあったりして、あまり趣味に予算をかけられないような人はついつい選びたくなってしまうかもしれませんが、激安ウクレレを買う場合は注意が必要です。
例えば5千円を切るような安いウクレレは、やはり安いだけあって作りが甘いんですよね。
びっくりすることに部品がゆがんで取り付けられていたり、使われている木材などのクオリティも低く、良い音が鳴らないものが多いです。
あと致命的なのが、チューニングしても音が合わない場合があったり、音がすぐにずれてしまうウクレレもあるという点です。
音が合わないというのは、楽器としては致命的です。
弾いていて気分がよくありませんし、それ以前にチューニングをしてもすぐに音がずれてしまうようでは、練習に集中できません。
結局買いなおさなくてはならないので、余計にお金がかかります。そんな理由から、激安ウクレレはダメ…なんて一般的に言われることが多いんです。
買ってはダメだというわけではありませんが、最初に買うウクレレは最低でも1万円台半ばくらいのモデルを購入するようにしましょう。
そうやってメインのウクレレをちゃんと持ったうえで、激安ウクレレは遊び感覚やおもちゃを手に入れるようなつもりで買うようにすると良いでしょう。
それぞれのウクレレに癖があって、それはそれで楽しめると思います。
まとめ:そこそこの値段のモデルを買うのがコスパが良い
以上、初心者におすすめのウクレレについてお話しさせていただきました。
まとめると、初心者が最初に買うウクレレは
安過ぎず高すぎずのモデルが向いているといえます。
安過ぎず高すぎず…とは、ある程度クオリティを保てるお値段でありながらも、むやみに高すぎないものです。
ずっと続けているうちにウクレレというものがわかってきて、あのモデルが欲しい…なんて欲が出てくると思うので、
その時にちょっと良いものを買うのが理想的だといえるでしょう。
最短でウクレレを上達させたい人におすすめの通信講座
ウクレレの良い点は、楽器初心者であっても比較的すぐに弾けるようになるところです。
とはいっても、練習の仕方が悪いとなかなか上達しませんし、上達できないとイライラして面白くありませんよね?
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