絵がすぐに上手くなる方法なんてあるの?…実はあったりする(アナログ向け)
絵関連の記事が続いていますが…また絵の話です。
絵がうまくなりたい。
そう考える絵画初心者は少なくないと思います。
私の知人にも、お世辞にも上手だとはいえない絵を描く人がいますが、
やはりきれいな絵を描けるようになりたいそうです。
で、たくさん描けば絵が上達するらしい…と、日々絵を描いているのですが、1年前とあんまり変わっていません。
そんな知人は才能ないからというのが口癖ですが、
絵が上達しないのは才能がないからではなく、練習の仕方が悪いからです。
今回は、実際に人に絵をほめられることの多い私が、絵があっというまに上手くなる練習方法についてお話ししたいと思います。
絵の上手い下手は才能ではない
絵が上手いのは生まれつきの才能、なんて風に言われることが多いのですが、そんなことはありません。
絵が上手い人は絵を描く機会が多かったためにそうなったのであり、練習すれば誰でも上手くなります。
小さいころから絵をあまり描いてこなくて、大人になっても絵が下手な人は、
自分は絵の才能がないから描けないんだと思い込んでしまいがち。
しかし本当のところは、才能がないから描けないのではなく、描かないから描けないままなんですよね
きちんと練習さえすれば、今絵が下手であっても絶対に上手くなります。
地道な絵の練習…はまず続かない
絵が下手な人でも、練習を続ければ必ずうまくなります。
とはいっても、地道にコツコツ練習を続けるなんて無理という方は少なくないのではないでしょうか?
絵が上手な人って、もともと絵を描くことが好きなんですよね。
好きだから描く→上手くなる→楽しいので描く→上手くなる…って具合に、
描くことが苦にならないんです。
またしょっちゅう描いているので、ますます絵が上達します。
対して、絵を描いてこなかった人って、絵を描く習慣がないことはもちろんですが、
絵を描いても楽しく感じないという方が多いです。
そういう人が絵の練習を地道にやっていくのは、それなりにハードルが高いことだといえます。
ある程度まで上達すればそれなりに楽しくなってくると思うのですが、
そこにたどり着くまでが大変です。
となると、やっぱり絵が下手な人が上手くなるのはかなり難しいのでは?と思ってしまいますよね。
しかしそれはやり方によります。
一気にレベルアップできれば挫折しない
絵を描くことが日常でない人にとって、絵の練習を地道に続けるのは大変なことで、
ムリという人は少なくないと思います。
そんなコツコツやるのが苦手な人は、絵を地道に練習していくのではなく、
近道しましょう。
時間をかけて上達させるのではなく、一気にレベルアップさせてしまうというわけです。
ある程度まで上手くなれば絵を描くことが楽しくなってきますので、
そこまでたどり着きさえすれば、途中で挫折せずに続けられるはずです。
…というと、
それができれば苦労しない
なんて声が聞こえてきそうですが、
実際絵って、練習の仕方によって上達スピードが大きく変わります。
ということは、通常よりも絵のレベルアップを早める練習の仕方もあるということ。
そんなわけで次項より、いくつかの練習方法をご紹介していきます。
絵がすぐに上手くなる練習方法
絵がすぐに上手くなる練習方法について、以下まとめました。
絵が上手くなりたいけど地道な練習は無理…という方は、
自分にできそうな方法を選んで試してみてください。
描く真似をする
模写(他人の絵をそのままそっくり描く練習)…って、効率的な絵の上達方法としてお勧めされることが多いですよね。
たしかに模写って上達には効果が高いのですが、絵を描く初心者には結構難しい練習方法だったりします。
初心者は、すでに描かれた絵を真似して描くのではなく、人の絵の描き方(描いている様子)を真似して描いてみましょう。
わかりにくいかもしれませんが、出来上がった絵を真似して描くのではなくて、
描く行程や描き方そのものを真似するんです。
例えばアナログの水彩画だったら、
他人が水彩画を描いている動画などを見ながら、筆の使い方や描く順序などわかる範囲ですべてを真似します。
絵そのものを真似するのは初心者にはかなり難しいですが、
描く手順やk津がわかれば意外と簡単に描けることに気づくはずです。
最初のうちは上手く描けなくても構いませんので、繰り返しこのやり方で練習してみてください。
模写よりももっと効率よく、しかも簡単に絵を上達させられるはずです。
ちなみに私の昔の友人で絵があまりうまくない人がいるのですが、
絵がうまくなりたいというので、私の描き方を真似する練習をしてもらいました。
そして自宅での練習用に、上記動画での練習方法をレクチャーしたら、1か月くらいでそこそこの絵を描けるようになりました。
それでもまだ上手いとは言えませんが、最初の小学生のような絵に比べたらものすごく進化してます。
トレースの練習を繰り返す
少しだけ道具を揃えなくてはなりませんが、人の絵をトレースするのも上達が早い練習方法です。
絵のトレースはデジタルであれば簡単にできますが、アナログで人の絵をトレースする場合。
例えばネットで見つけたお気に入りの絵をトレースする場合、まず印刷するなりしてアナログ絵にする必要があります。
トレースする絵を用意したら、次はトレース台、もしくは
トレーシングペーパー
を用意して、鉛筆などで絵をなぞって写し取ります。
トレース台は何度も使えますが、トレーシングペーパーの方がコストがあまりかからないのでおすすめです。
上記のやり方で、絵をトレースすることを繰り返します。
色々な絵をとっかえひっかえして描くのではなく、以下のコツを踏まえたうえで、
同じ絵を繰り返して描いてください。
・単に絵の線をトレースするのではなく、静物や人物など何を描いているのかということを意識をしながら描く
・毎回描く順序を考えながら描く(どのような順であれば描いていきやすいか、ということを意識)
多分最初のうちは、線をなぞるので精一杯だと思います。
しかも引いた線がいびつにいがんでいたり切れたり、はみ出したりしておかしな絵になるかもしれません。
ですが何度か繰り返して描いているうちに、何を描けばよいのかということが体に沁みついてきて、
線を描くことに迷わなくなってくるはずです。
そうして最終的には、トレースによる練習を繰り返した絵に関しては、トレースせずともキレイに描けるようになります。
ある程度キレイに描けるようになったら、別の絵を同じようにトレースすることを繰り返します。
このトレース練習を繰り返しやっているうちに、だんだんと画力が身についてきて、きれいな絵が描けるようになります。
嘘みたいですが、本当です。
ちなみにネット上の著作権がある絵を描く場合は、あくまでも私的利用にとどめるようにご注意ください。
一般に公開はNGです。
「初心者向け」の教室や講座を利用する
絵を効率よく短期間で上達させたいのであれば、初心者向けの絵画教室や講座を利用するのもありです。
初心者向けの教室や講座では、絵を描く上で知っておくべきことを無駄なく学べるカリキュラムが用意されていることがほとんど。
独学だと間違った方法や効果のない方法で練習してしまいがちですが、
教室や講座ならそのような練習の仕方で時間を無駄にすることがありません。
知らないことは、詳しい人に教えてもらうのが一番だとよくいわれますが、
絵も上手な人に教えてもらったほうが上達は早いです。
ちなみに私がおススメだと思うのは、以下のような通信講座です。
いずれも完全に自宅でできること、全くの初心者でも問題なく取り組める内容であること、
またきちんとやることで一定レベルまで確実に到達できるようになっている点も良いです。
ある程度まで絵が上達したら、あとは独学でも練習していけますので、
そこまでの初期投資として利用されるとよいのではないでしょうか?
お金はかかりますが、急いでいる方には一番良い方法です。
個人差はありますが、効率のよい内容のカリキュラムで毎日絵を練習すれば、1か月ほどである程度のレベルまで上達すると思います。
上記のような通信講座を利用するほか、
絵画教室が家の近くにあるのなら通うのも悪くはないでしょう。
ただ、絵画教室は人を選びます。
初心者向けに基礎知識を一つ一つ教えてくれるような教室であればよいのですが、
教室によっては単純にアトリエで絵を描くだけで、知識をあまり詳しく教えてくれないところもあります。
私が大昔に通っていた教室が、そんなところでした。
生徒さんは皆すでにある程度の技術を持っているので、基礎は必要ないのですよね。
絵画仲間とわいわいやったり、絵画のモチベーションを保つための場所として通っている人が多かったです。
そういう教室に通っても初心者には無駄が多いため、
教室へ通うのなら初心者向けのカリキュラムを提供しているところを選ぶようにしましょう。
思い立ったらすぐに始めよう
絵は正しいやり方で練習すれば、確実に上手くなります。
練習すれば練習するほどうまくなりますので、絵が上手く描けるようになりたいと思ったのなら、すぐにはじめましょう。
その際、がむしゃらに練習するのではなく、正しいやり方で練習すると上達が早いです。
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