湯シャンがよい…というのは場合による 湯シャンが向く人と向かない人


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湯シャンってご存知でしょうか?
シャンプーを使わずに、お湯だけで頭を洗う行為を差す言葉で、有名人にも実行している方がいるということで一時期話題になりました。

きれいになるの?って疑問が浮かびますが、お湯だけでも80%以上もの汚れを落とすことができるんだそうです。

それどころか、シャンプーのように過剰に皮脂をとりすぎないため髪や頭皮の健康にも良いのだとか。



ただこの湯シャン、向く人と向かない人がいます。

私自身も頭が乾燥気味でトラブルが起こりやすいこともあって、かなり前に湯シャンを実行したことがあるのですが、 結果は失敗。それ以降トラブルが起こりやすくなって、やらなければ良かったとさえ思っています。

というわけで今回は、自分自身の経験を踏まえた上で「湯シャンが向く人と向かない人」についてお話ししたいと思います。





なぜ湯シャンが良いといわれるのか



お湯だけで頭の汚れをおとす「湯シャン」。
なぜ、この洗浄方法が良いといわれるのでしょうか?



通常は、シャンプーを使って頭を洗う人がほとんどだと思いますが、市販のシャンプーには洗浄力が強すぎるものが多く存在します。

そんな洗浄力の強いシャンプーで毎日頭を洗うことによって、頭皮の皮脂を過剰に取り除きすぎると、 逆に頭皮は「乾燥させないように」とさらに過剰に皮脂を分泌するようになってしまいます。

その結果、頭を洗っているのに過剰な皮脂で毛穴を詰まらせたり、炎症などを起こす原因にもなるのだとか。

洗い過ぎにより、トラブルを招いてしまうんですね。



湯シャンには、洗浄力の強いシャンプーを断つことによって過剰な皮脂分泌を抑え、 頭皮や髪を健康的な状態へと導く効果が期待できるとされています。

実際、湯シャンをするようになってからべたつかなくなったとか、抜け毛が減ったなんて声もあるんですよね。

医師の中にも湯シャンをお勧めしている方がいるくらいなので、 私を含め、多くの方が「やってみようかな…」なんて考えるのも仕方がないと思います。

ただ、先にも書いたように向く人と向かない人がいるので、実践には注意が必要です。



湯シャンが向かない人

評価の高い湯シャンですが、体質によっては向かない人もいます。
そういう人が実践した場合、実践する前よりも頭皮の環境を悪化させてしまう恐れがあります。

以下をご覧ください。



湯シャンでは全ての汚れを落としきれない

最初にも書きましたが、頭皮や髪の汚れを湯シャンで全て落としきることはできません。

時間をかけて丁寧にお湯であらったとして、全体の80%ほどの汚れが落ちるといわれていますが、 それは言い換えると20%の汚れが残ってしまうということです。

頭の汚れ具合って人によって大きく異なりますが、 人によっては湯シャン後も沢山の汚れが残ってしまい、その汚れによって不快な思いをしたりトラブルを起こす可能性も否めません。

例えば…


・不快なべたつき
・嫌なニオイ

べたつきは落としきれなかった皮脂によるもの、そして嫌なニオイは、残った皮脂が酸化することによって発生します。

もともと皮脂分泌の多い人だと、上記のような不快な症状が出やすいといえるでしょう。



残った汚れがトラブルの原因となる

湯シャンを実践すると全ての汚れを落としきれないがために、 不快なべたつきを感じたり、嫌なニオイが発生してしまうことがあります。

ベタベタしたりニオイがしてしまうのって不快ですよね。

とはいえ湯シャン実践者によると、そんなベタベタやニオイは湯シャンを続けているうちに消えていくのだそうで、 多少不快ではあってもそれを信じて頑張ってしまう人は少なくないのではと思います。



確かに、シャンプーをしばらく使わなければ皮脂分泌はマシになります。

ただ皮脂が出なくなるわけではないことと、皮脂が残ったままだといずれ酸化してしまい、 過酸化脂質と呼ばれる物質に変わってしまいます。

過酸化脂質とは、酸化物質です。

皮脂がこの状態になると、シャンプーを使っても簡単に落とせなくなりますし、 なにより頭皮にダメージを与えてしまいます。

具体的には


・毛穴のつまり
・炎症
・抜け毛

などといった、さまざまなトラブルの原因にもなるとされています。

頭皮を健康にしたくて湯シャンをはじめたのに、余計に不健康になってしまっては元も子もありませんよね…。



どういう人が湯シャンでトラブルを起こしやすいのか

ここまで、湯シャンでは全ての汚れは落としきれないこと、 また汚れが酸化すると頭皮トラブルの原因になりやすいことを説明しました。

ただ、湯シャンで皆が皆トラブルを起こすかといえば、そうでもないのですよね。 なんともない人もいますし、トラブルを起こしてしまう人もいます。

その違いはなんでしょうか?



湯シャンを実践していてトラブルの原因になりやすいのは、頭皮に残った「皮脂」です。

皮脂が酸化して過酸化物質へと変わることにより、さまざまトラブルを起こしやすくなってしまうんです。

当然ですが皮脂分泌が多い人ほど、
湯シャンだけでは皮脂が頭皮に残りやすくなります。

頭皮って、人間の体の中でもっとも皮脂分泌が多い場所なんですよね。

なのでもともと脂性よりの肌質の人や、日頃から頭皮がべたつきやすい方には湯シャンはあわない可能性が高いといえます。

特に男性は、注意が必要だといえるでしょう。



私も湯シャンがあいませんでした

私自身も頭が乾燥気味でかゆみや抜け毛が増えたから…という理由で湯シャンを実践したことがありますが、残念ながらあいませんでした。



ちなみに私は女性で、肌質的には混合という感じです。

どちらかというと肌は乾燥しやすい部分もあるのですが、リッチな乾燥肌向けのスキンケア中心だと、 皮脂の多いところだけにニキビが出来てしまうというややこしい体質です。



そんな私ですが、湯シャンをはじめてしばらくしてから頭皮に炎症が起きてしまい、病院へ行く羽目になってしまいました。

炎症はもともと弱いせい(肌のバリア機能が)もあるみたいですが、基本的に肌や頭皮に皮脂汚れを残すのは良くないのだそうです。

洗浄力の弱いシャンプーで洗った上で、しっかり保湿するようにとのことで、それ以来そうしています。(シャンプー選びでかなりジプシーしましたが)



当たり前ですが、シャンプーで洗った方が頭がすっきりとして気持ちがいいですし、今はしっかりと保湿しているからか頭皮の状態も良好です。

しかし湯シャンで頭皮トラブルを起こしてからというもの、ちょっと保湿が足りなかったりするとトラブルが起こりやすくなってしまい、 しなければ良かったな…と後悔しています。



まとめ

一見ナチュラルで健康的に見える「湯シャン」ですが、脂性よりの肌質の人が実践する場合には注意が必要です。

余計に頭皮トラブルを悪化させる可能性もありますし、酸化した皮脂はニオイも強いので、悪臭を発して周りに迷惑をかけてしまうこともあります。

自分のニオイは自分では気づきにくいですが、湯シャンによる皮脂の酸化臭ってかなりきついです。

特に加齢臭が気になる年代の人が実践する場合は、ご家族や周りの人にニオイを確認してもらいながらやった方が良いかもしれません。 加齢臭は自分の体から分泌される脂質が元となるので、湯シャンによってニオイが増幅される恐れがあります。

あと、基本的に整髪料を使われる人には、湯シャンは向きませんのでご注意ください。



…とまあ、私自身があわないので否定的な意見ばかり書きましたが、湯シャンが快適という人もいますので、 一概にダメだとは言い切れません。

自分の体質に合うかどうかをよく見極めたうえで、実践するようにしましょう。





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