「ものすごい頑張った」というのは思い込みかもしれない


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何かに取り組んだ後に上手くいかなかったとき、頑張ったのにとか努力したのに…と思うことってありますよね。

自分では頑張った・努力したと思っているのでそういう風に考えるわけですが、 一歩引いてみて、本当に頑張ったんだろうかと客観的に考えて直してみたこと、あるでしょうか?

私は最近は、なるべくそのように考えるようにしています。

なぜそういう風に考えるのかというと、「頑張った」「努力した」と自分では思っていても、そうではないこともあるからです。

「頑張った」「努力した」の尺度には個人差があり、自分が頑張ったと思うことでも、他人にしてみるとそうではないことも多いです。

「頑張った」「努力した」のは単なる思い込みで、実際は大したことをしていないのかもしれません。

大したことをしていないから、上手くいかなかった可能性が高いといえます。





そう思うようになったきっかけ

以前、仕事で人にアルバイト的な作業を頼んでいたことがあります。

数人の方に、ウェブサイトに載せる記事の大まかな内容の案をリストアップすることと、ディスクリプションの作成、HTMLタグ付け など細々したことをお願いしていたのですが、人によって作業スピードというか、要領が全然違うんですよね。

誰しも得意不得意があるので、作業スピードが人によって異なるのは当然なのですが、 できないときに毎回言い訳的なことを言う方がいて、微妙に悩まされました。



別に、非常識的なことを言ってくるわけではありません。

しかし納期の直前になってディスクリプションが考えつかないとか、○時間悩んだけどどうしてもできないとか、 しまいには「これをやるためにすごい頑張った」的なことをいう始末。

仕事を受けておいて、できないとかありえないのですが…仕事以外のときも1日中頭の中で考えてたとか、私知らんし。

実際にその人がすごく頑張ったのだとしても、内容が全然できていなくて使い物にならないので、頑張っても全く意味がないと思います。



私的には、簡単にできることなんです。

私だけでなく、その人以外の方も比較的短時間で提出してくれること、量を増やしてほしいという方もいるくらいだったので、 パッパとできる人には割とおいしい作業ではないかと思ってましたし、悩むほど難しくて時間がかかる作業ではないのですよね。

私は自分の時間を別の作業に当てたくて、人に頼んでいたのですが、 結局そのできない人に作業の要領や、なぜダメ出ししたのかを説明するなどしてかなりの時間を費やしてしまい、 仕事を依頼する意味が全くなくなっていました。

というかその人にお金を払っている分、マイナスです。

社員とかなら育てるという意味で、教えることに時間を費やすこともあるかもしれませんが、 即戦力で雇っているのですから細かく教えている余裕はありません。



非常識な人の方がまだ良かった

そんな手のかかる人、仕事やめさせれば…と周りにさんざん言われました。

私も途中からそうしたいと思い始めていたのですが、その人、仕事の要領は悪いのですが根は真面目なんですよね。

出来なくても最後までやろうと努力はしている様子でしたし、できないから止めようという気配が感じられなかったので、 辞めて…と言えずにいました。

できないから勝手に辞める…とか、まだ非常識な人の方がやりやすかったかもしれません。



頑張ったのにが口癖

私が一番しんどいなと感じたのは、 ダメ出ししたときに「すごい頑張った」「時間をかけた」「努力した」的なことを言ってくることです。

その人にとってはそうなのかもしれませんが、作業量も他の人よりかなり少ないですし、 作ってもらった文章の文法もおかしいし、すごい頑張ったというほどの内容とは思えません。

多分、本当に向いていないのだと思います。

あと、その人的にはすごい頑張った…のかもしれませんが、結局仕事ができていないのであれば意味がないです。

しかも毎回それですから、「頑張った」といわれても口だけだと感じてしまいます。



学んだこと

結局その方、3か月ほど仕事してやめました。

私の方がストレスもたまるしで限界だったので、 「仕事があまりできていないので、今後はあまり沢山の作業は渡せない」 「それでも続けるならスローペースで渡すけど、あまりお金にはならないよ」的なことを伝えて、辞めてもらいました。

マイナス面が多いと感じる出来事でしたが、 学んだこともあります。

それは

気軽に「頑張った」「努力した」という言葉はなるべく言わないようにしよう

ということ。



自分でいうのもなんですが、私は自分自身のことを努力家な方だと思っています。

昔から時間をかけて一つのことに対してコツコツ積み上げていくのが得意ですし、何事に対しても要領はいい方だと勝手に思っています。

しかしそれって、自分の思い込みかもしれませんし、探せばいくらでも上はいます。

死ぬほど努力している人にしてみると、私の頑張った…なんていうのは私が勝手に思い込んでいるように見えるかもしれませんし、 口先だけの人だと思われるかもしれません。

実際に頑張ったのだとしても、こういうセリフって言えば言うほど軽く見えがちなので、 言うのであってもここぞというときのみで、普段はあまり言わないほうがいいのかもしれないな…と学びました。

実際、本当に努力している人(結果も出している)って、「頑張った」とか「努力した」ってあまり言わない気がします。





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