初心者のウクレレ どのくらいの期間で弾けるようになるの?
楽器初心者が今からウクレレの練習をはじめたとして、どのくらいの期間で弾けるようになると思いますか?
これと似たようなことを、
知人から尋ねられたことがあります。
知人いわく簡単にできそうだったら、挑戦してみようと思って尋ねたのだそうです。
実はこれ、まだはじめてもいないのに気にする方、結構おられるんですよね。
上達まで時間がかかる、ということは難しいということだから、
なら最初からやめておこう…という考えがあるからなのかもしれません。
というわけで今回は「初心者がウクレレをはじめたとして、どのくらいで弾けるようになるのか」という点について、
自分の経験や周囲の様子をもとに述べてみたいと思います。
短期間でウクレレが弾けるようになりたい、という初心者におすすめのウクレレ講座です
初心者のウクレレ どのくらいで弾けるようになるか?の答え
初心者がウクレレの練習をはじめたとして、どのくらいで弾けるようになるのか?
正直、上記の問いはあまりにも条件が適当すぎて答えようがないのですが、
早いと1か月も練習すれば弾けるようになる人もいます。
逆に、1年たっても大して弾けない人もいます。
以下、いくつかのパターンをあげてみました。
楽器経験ありのウクレレ初心者の場合
これまでに何らかの楽器経験がある人が、ウクレレをはじめる場合。
どのような楽器にどれくらい取り組んでいたのかにもよりますが、
楽器経験があるのなら当然楽譜は読めるでしょうし、楽器の練習の大変さも知っています。
また練習が上達につながることを身をもって経験しているため、
練習がイヤになって挫折してしまうようなことはあまりないといえるでしょう。
上達スピードに関しては、どのようなスケジュールで練習を行っていくのかにもよりますが、
仮に毎日練習した場合。
早い人なら、1週間も練習すればごくごく簡単な曲くらいは弾けるようになるのではないかと思います。
もしこれまでにギターをやっていたのなら、1日もあれば十分ではないでしょうか。
ウクレレとギターは全く同じではないので、楽器への慣れは必要かもしれませんが。
ちなみに私もこのタイプ(楽器経験あり)です。
ギターは学生の頃にちょこっと触っていた程度なので、初心者に毛が生えた程度の腕ですが、
ピアノはそこそこ長く続けていました。
ウクレレは時間の都合で練習頻度がまちまちではあったので、あっというまに上達したとまではいかないのですが、
多分初心者としては上達は早い方だったと思います。
楽譜は読めるが楽器経験なしのウクレレ初心者の場合
次に楽譜(五線譜)は読めるけれど、楽器経験はないというウクレレ初心者の場合。
楽器経験がある人ほどではありませんが、楽譜の知識があるのなら、そうでない初心者よりは短期間で上達させられるはずです。
ウクレレで使用するタブ譜は五線譜よりも読むのが簡単であり、
五線譜が読める方なら比較的容易にマスターできると思われるからです。
ウクレレの楽譜のルールを理解して慣れるまでに若干の時間がかかるかもしれませんが、いったん慣れたらスムーズに練習が進むはず。
手先の器用さにもよりますが、早い人なら1か月もたたないうちに簡単な曲くらいは弾けるようになると思います。
音楽の知識ゼロのウクレレ初心者の場合
楽譜が読めず、楽器を弾いた経験もない、いわゆる音楽の基礎知識ゼロの初心者がウクレレをはじめる場合。
どのような練習の仕方を取り入れるのかにもよりますが、完全な音楽初心者が楽器をはじめる場合は、上達までには時間がかかることが予想されます。
楽譜の読み方について学び、さらには慣れなくてはいけないからです。
ウクレレを弾けるようになるまでのハードルは高いといえるでしょう。
挫折しやすいのもこのタイプです。
初心者にとって、楽譜の読み方を学ぶのは最初の難関ですが、
楽譜を読めるようになったあと、楽譜をみながらウクレレを弾く練習をするのも大変です。
・楽譜を読む
・押さえる弦や指を確認する
・音を鳴らす
楽譜を見てウクレレを弾く場合、上記のような流れの練習を何度も繰り返します。
ですが初心者だと何もかもがスローペースになるため、楽譜を読んで一つ音を鳴らすまでにかなりの時間がかかってしまいます。
時間がかかるのは最初のうちは仕方がないことなのですが、やってる本人は全く面白くないはずです。
曲を弾く練習をしているというよりは、単に音を鳴らしているだけ…という感覚で、
繰り返しの作業にやりがいが感じられないので練習が苦痛になります。
この段階で、挫折する初心者は少なくありません。
はじめる前は、ウクレレを楽しく練習している姿を想像していたのに、
想像と現実とがかけ離れていることに気づいてしまうんですよね。
で、知識のない楽器初心者がウクレレをはじめたとして、どのくらいで簡単な曲が弾ける程度にまで上達できるのか?
これはもうかなり個人差が大きいのですが、きちんとしたカリキュラムが組まれた教材や教室を利用して頻繁に練習を行った場合で、
早くて2~3か月から半年くらい。
練習時間が少ない人だと、
1年たってやっと簡単な曲が弾けるくらいでしょうか。
スローペースですが、やめないよりはマシです。
上記はなんらかのカリキュラムのもとで練習を行った場合で、もし独学で何もかもをやろうとするとさらに時間がかかります。
というか独学だと初心者には難しすぎて、ある程度弾けるようになるまでに止めてしまう人が多いです。
楽器初心者がウクレレを弾けるようになりたいなら、教室へ通うか、あるいはウクレレの基礎を学べる教材などを利用されることをおすすめします。
楽器初心者が確実にウクレレを上達させるには、どんな練習をすべきか
楽器初心者がウクレレをこれからはじめる場合。
環境や個人の能力にもよりますが、ほとんどの方はある程度弾けるようになるまでに時間がかかってしまいます。
なかなか弾けないために面白くなくて止めたくなったり、実際に止めてしまう人もいるでしょう。
初心者がウクレレの練習を長続きさせるには、練習が面白く感じられるような工夫を取りいれるか、
もしくは効率よく短期間で上達させる練習を取りいれることが大切です。
どのような方法があるのか?
以下、まとめてみました。
ウクレレ教室なら長続きしやすい
ものすごく月並みではありますが、完全な楽器初心者は、ウクレレ教室へ通って練習するのが無難だったりします。
教室だと基本的なことから教えてもらえますし、楽譜は利用するものの先生がお手本を見せてくれるため、
自分で楽譜を一から読んでウクレレを弾くよりも楽に練習ができます。
レッスン時間自体が短いため、短期間で上達させるのは難しいですが、
相手がいる以上、自分一人でやるよりも練習のモチベーションを保ちやすいというメリットもあります。
デメリットは費用がかかりやすいことと、毎回教室まで通わなくてはならない点。
当然ですが教室に通い続けている間は、入会金や月謝、教材やイベント費用など、定期的にお金が出ていきます。
少しずつの支払いなので費用の大きさを実感しにくいのですが、1年通ったとすると10万円以上は確実に出ていきます。
あと時間についても、毎回のレッスンの日時に合わせて教室まで通わなくてはならないため、時間に余裕がないと難しいです。
そもそも、通える場所にウクレレ教室がないという方もおられるかもしれません。
あともう一つ、これは生徒側にはどうしようもないことなのですが、教室によってウクレレの教え方には大きな差があります。
決められたカリキュラムに沿ってきちんと教えてくれるところもあれば、毎回適当な曲を選んでやっていく…なんて教室もあります。
講師任せの教室だと、あたる講師によって指導のクオリティに差が出てくるため、運が悪いと全然上達しないなんてことも。
多くの教室がグループレッスンを採用しているため、
グループの構成によっては気の合わない人が出たり、一人だけ練習についていけないなんてことも普通にあります。
教室の講師や他の生徒がどうであるかは、通ってみなくてはわからない部分があります。
なので絶対におすすめとは言えませんが、
自分にあったウクレレ教室が通える場所にあるのなら、初心者にとって教室通いは悪くない選択です。
ウクレレ教材なら短期間でウクレレをマスターできる
ウクレレ教室と同じくらい初心者の練習におすすめなのが、ウクレレ教材を利用する方法です。
もちろん、ウクレレ教材と一口にいっても様々なモノがありますので、
おすすめできるかどうかはその中身にもよりますが、最近の教材って工夫を凝らしたものが増えています。
その中でも私がまわりにおすすめすることが多いのは、古川先生というプロの音楽講師が監修する
「初心者向けのウクレレ講座」と呼ばれる自宅用の教材です。
一般的に自宅用の教材というと、テキストや写真が載った冊子をメインに使用して、練習を進めるタイプが多いです。
しかし古川先生のウクレレ講座では、DVDに収録されたレッスン映像を使用してウクレレの練習を進めていきます。
なぜおすすめしているのかというと、
・楽譜が読めなくてもOK
・いきなりウクレレを弾く練習からはじめられる
・初歩的なところまでわかりやすく解説してくれる
楽譜が読めない人でもすぐに練習に取り組むことができるから。
楽譜が読めない人でも、
すぐにウクレレを弾く練習をはじめられるんです。
なかには「楽譜が読めないのに、どうやってウクレレを弾くの?」と疑問に思われている方もおられるかもしれませんが、
レッスンでは主に、
・講師の手元をさまざまな角度から見られる映像
・見ただけで弾き方がわかる特殊な楽譜
を利用してウクレレを練習していきますので、楽譜の知識は一切不要。
自分で楽譜を読んでウクレレを弾くのではなく、基本は「講師の弾き方」や「見ただけで弾き方がわかる楽譜」を見て、
同じように弾くことを練習します。
ウクレレ教室で、講師のお手本を見ながら弾く練習をするのとちょっと似ているかもしれません。
といっても当講座の映像では、講師の手元をさまざまな角度からアップで見られるため、ウクレレ教室で講師のお手本を見るよりももっとわかりやすいです。
ウクレレ初心者が挫折しやすい大きな理由の一つに、楽譜が満足に読めないという点があげられます。
ですがこのウクレレ講座では、講師の「弾き方を真似」すればOKであるため、楽譜を読むという大変面倒な作業をせずに済みます。
また、初心者でもすぐにウクレレを弾きはじめられるため、実際に楽器を演奏しているという実感が得られやすく、
練習が長続きしやすいというメリットもあります。
もちろん講師のお手本があったとしても、最初からスラスラ弾けるわけではありません。
弾く練習を繰り返すことは必要です。
ですが楽譜を見て、ウクレレを鳴らして、楽譜を見て…という気の遠くなるような地道な練習に比べれば、
圧倒的に短い時間でウクレレを上達させることができるでしょう。
自宅でできる教材だから、忙しくて教室へ通う時間が取れない人にもおすすめです。
短時間でもいいので毎日練習しよう
ウクレレに限ったことではありませんが、一週間に一度まとめて数時間練習するよりも、
20分程度でも良いので毎日練習したほうが楽器は早く上達します。
練習の間を開けると、どうしても体が弾き方を忘れてしまうのですよね。
また初心者の場合、楽器経験のある人よりも指が動きにくいため、
数日に1回のまとめての練習だとなかなか指がスムーズに動くようになってくれません。
逆に、たとえ20分程度でも毎日ウクレレを弾くようにしていれば、
早いうちから指が動くようになってきます。
毎日練習するのって、最初は意志の力がいります。
なので短時間でも続けるのは大変かもしれませんが、そこをあきらめずに1か月続けてみてください。
自分でも、確実に上達していくのが実感できるはずですし、
弾けるようになってくれば、練習するのが楽しくなってきますよ。
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